ほうきを置いて、ロボットを待つ
白状すると、わたしはずっと「ロボット掃除機なんて、いらない派」でした。掃除機のヘッドを3種類、フローリング用・じゅうたん用・すき間用とちゃんと使い分けて、それでも届かないところはほうきと塵取りで掃いて、最後は雑巾でひと拭き。これをほとんど毎日やっていたんです。手間はかかるけれど、自分の手で家がきれいになっていくあの感じが、わたしにとってはちょっとした誇りでもありました。機械に任せるなんて、なんだか手抜きみたいで——なんて、えらそうに思っていたんです。
ところが、です。わたしの計画には、大きな伏兵がいました。猫です。掃除をはじめると、まあそわそわすること。ほうきを動かせばしっぽを狙ってじゃれついてくるし、掃除機のスイッチを入れればあの音にびっくりして家じゅうを逃げまわる。やっと拭き終わった床には、どこからともなく足あと。可愛いんです。可愛いんですけど、毎日この追いかけっこをくり返していたら、さすがにある日「……もう、いやだ」と、ぽつりと思ってしまいました。きれい好きの心が、猫に負けた瞬間です。
それで昨日、とつぜんポチってしまいました。きっかけは、なんとなく見ていたルンバのレビューです。新しいルンバに「ちょっと期待はずれだった」という声が一つあって、そこに「同じくらいの値段なら、もっといいのがありますよ」と書いてあったんです。気になって、つい探しはじめてしまいました。そうして見つけたのが、楽天で「ランキング1位」と出ていた一台。しかもルンバよりお安い。あれこれ見比べているうちに、気づいたらカゴに入れて、ぽちっと。我ながら、心変わりが急すぎます。
いちばん「いいな」と思ったのは、ゴミの捨て方でした。ルンバは紙パックのような袋でゴミを捨てるのだとばかり思っていたのですが、買ったほうは袋がいらないみたいなんです。うちはダイソンの掃除機が3台もあって、たまったゴミをそのままぽいっと捨てる暮らしにすっかり慣れています。だから「あ、これは同じ感じだ」と思えたのが、大きな決め手でした。おまけにルンバより静からしい、とも書いてありました。あの掃除機の音で逃げまわる猫たちが、これなら少しは平気でいてくれるかな、なんて期待しています。(ほんとうに静かなのか、袋がいらないのか、それは届いてからのお楽しみです。)
もちろん、心配もあります。いちばんは、ちゃんと部屋の「地図」を作ってくれるのかどうか。うちはなにせ物が多いし、ちょっとした段差もあります。変なところで迷子になったり、ぐるぐる同じ場所ばかり回ったりしないかな、と。それから、猫がうれしそうに乗っかって、いっしょにお散歩をはじめてしまわないか。初日からすべてうまくいくとは思っていませんが、その失敗も含めて、なんだか今からわくわくしています。
そして今日、ちょっとおもしろいことがありました。「ロボットがちゃんと床を走れるように」と思ったら、つい在庫置き場にしている納戸の片付けが、いつもより進んだんです。まだ届いてもいないのに、もう家が片付きはじめている。掃除を任せたいがために、自分のほうが先に動いてしまう——なんだか順番があべこべですが、来る前からもう、ちゃんと役に立ってくれている気がします。
毎日ほうきを握っていたわたしが、そのほうきを置く日が来るなんて。便利なものに頼るのは、ほんの少しだけ「負けた」ような気もします。でも、そうして浮いた時間で猫とゆっくり遊んだり、夜の読書会にもっと集中できたりするのなら、それはきっと悪くない負けです。実際に使ってみてどうだったかは、また「使ってみた編」で、正直に書こうと思います。うまくいきますように。
掃除をロボットに任せて、いちばんしたいのは「のんびり本を読むこと」。わたしは毎晩オンラインのリベシティで読書会をひらいているのですが、家のことに追われていると、つい気もそぞろになってしまうんです。手があく時間が増えたら、もっと落ち着いて本に向かえるかな、と楽しみにしています。
リベシティは、お金や副業のことを学び合えるオンラインの街。夜にふらっと、のぞいてみてくださいね。
それでは今日も、ほのぼのと。
チビとら
届く前にやっておくと安心なことを2つだけ。床がすっきりしているほど、ロボットは元気に走ってくれるみたいです。
※ 当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトに参加しています。使ってみた感想は、また後日の日記で正直にお伝えしますね。
ほのぼのしたい ちびとら