最後の晩餐が、フルーツサンドになった日
昨日、梅雨が明けました。ニュースでは早くも今年の猛暑を心配していますが、今日のところは思ったより暑くありませんでした。いつものように電動自転車で汗をかいて、除湿をかけっぱなしの部屋に帰ると、むしろ寒くなってしまったくらいです。今日も楽しく働いて、帰ってからはパソコンの前。そんな一日でした。
梅雨が明けると、お店の品物もいよいよ夏本番です。今日はまず、いま売れているものの話をしますね。
五月に、夏の準備にと帽子やサングラス、Tシャツを出品していました。それが梅雨のあいだも少しずつ売れ続けています。梅雨が明けたらサンダルを出そう、と思っているうちに、梅雨のほうが先に明けてしまいました。帽子は、ステューシーやちいかわといった人気のものがまだたくさん残っています。名前で検索して探しに来てもらえる、リセールもいい、自信を持っておすすめできるものばかりです。もともと、いつかゆっくり売るのを楽しみに大切にしまってきたものなので、同じものはもう手に入らない一点ものぞろい。急がず、楽しみながら順番に並べていきますから、夏物をお探しの方は、ぜひお店を覗いてみてくださいね。
ところで最近、母が編み物に夢中です。手作りのアイテムをどんどん作るので、「お店で売ってあげようか」と思っていたのですが、どうやら自分で使うのが楽しいらしく、売らなくていいのだそうです。それならこちらも急ぎません。いま編んでいるのは冬物ですから、季節が追いつくのはまだずっと先ですし。昔は編み物をしたり、本を読んだりしていたのが、このごろ復活した感じです。編み物の本を買ってきたりして、なんだか楽しそうで何よりです。
そういう私はというと、物作りや絵を描くのが好きだったはずが、最近はすっかりパソコン作業に夢中です。AIに絵を描いてもらって、それをXやインスタグラムに載せる。自分の手で描いていない絵なんて、きっと見てもらえないだろうと思っていました。ところが意外にも、以前より見てもらえるようになって、素直に嬉しいのです。昨日から始めたインスタの一日一回投稿も、今日で二日目になりました。
実は昔、絵を描く練習を途中で諦めたことがあります。そのとき、技術を磨くより人生経験を積みたい、と自分に言い聞かせました。いろんな絵や作品を見に行って、ジャンルを問わず勉強して。その経験が、いま「どんな絵を描いてほしいか」を考える力になっています。あの日の考えが、今ごろになってやっと実を結んだのだと、本当に思っています。
それで今日は、少し調子に乗って「名画のパロディを描いて」とお願いしてみました。お題は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」。ところが出てきたのが、上の絵です。長いテーブル、横一列に並んだ面々、真ん中の人物の後ろにはアーチの窓——構図は確かに最後の晩餐なのに、荘厳さはどこへやら。パンと葡萄酒のかわりに、フルーツサンドとパフェとショートケーキが並んでいます。よく見ると真ん中の茶トラは真珠のネックレスをつけて、壁の黒板の「本日のおすすめ」には猫のティラミスの文字。カフェラテには、ちゃんと肉球のラテアートまで浮かんでいます。端の席では蝶ネクタイのおめかし組が、おしゃべりに夢中です。どうやら、今までかわいい猫のカフェの絵ばかり注文していたせいで、AIがすっかりその気になっていたようです。私のこれまでのオーダーが、絵の空気まで決めていたのですね。でも、裏切る者も嘆く者もいない、こんなに幸せそうな晩餐なら、これはこれで名画だと思いませんか。
サンダルも帽子も、夏の出品はこれからが本番です。どんどん並べていきますから、どうぞ期待して待っていてくださいね。それでは今日も、ほのぼのと。
チビとら
名画と編み物、今日の話題から2つだけ選びました。
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ほのぼのしたい ちびとら