行けない島と、画面の中の旅
今日は、仕事の行き帰りと合間に、動画をたくさん見た日でした。
最近のお気に入りは「大人の教養TV」というYouTubeチャンネルです。本や資料だけで語るのではなく、実際に現地まで足を運んで、歩きながら説明してくれるんです。景色と一緒に話が入ってくるので、教育テレビの番組よりも分かりやすくて、気がつくと次の動画、また次の動画と手が伸びてしまいます。好きなチャンネルはほかにもいくつもあるのですが、今日はこの人の動画をはしごする日になりました。
今日見たのを並べてみると、我ながらすごい旅程でした。小笠原諸島。黒部ダム。財政破綻から立ち直ろうと奮闘する北海道の夕張。長崎の海に浮かぶ炭鉱の島だった池島。新潟の湯沢町に建ち並ぶリゾートマンション。鬼怒川温泉の廃墟になったホテル。高知の、住人が増築を重ねてできた沢田マンション。それに、グアムやサイパンに残る太平洋戦争の跡地。一日で日本中どころか、太平洋まで渡ってしまいました。どれも衝撃的で、まったく飽きませんでした。
いちばん心に残ったのは小笠原諸島です。江戸時代に、愛媛のみかんを運ぶ船が流れ着いて見つけた無人島だったそうです。ところが「小笠原という武士が先に発見していた」と言い出した人がいて、これがどうも怪しい話で、一度は認められなかったとか。それなのに後の時代、アメリカに取られそうになったら、急いで小笠原さんの記念碑を建てて「昔から日本の島です」と主張して、国際的に認められたというのだから面白いです。歴史って、教科書の外側にこういう物語がいっぱい転がっているんですね。
火山でできた島なので、ここにしかいない動物や植物が多くて、世界遺産にもなっています。働く人の3割が公務員だそうで、発電所には、カモフラージュのために二宮金次郎の像が立っているという話には笑ってしまいました。年中暖かくて泳げて、初日の出は日本でいちばん早い。そして名物は、なんとウミガメのお刺身だそうです。絶滅危惧種なのに?と驚いたら、守りすぎると増えて、漁の網を食いちぎってしまうこともあるので、年間135頭までと数を決めて、ここでだけ食べていいことになっているんだとか。守ることと、共に暮らすことのバランスなんですね。勉強にはなりましたが、私はお刺身は無理そうです。
夕張の話も考えさせられました。炭鉱を閉山するだけで538億円もかかったそうです。財政破綻というと「お金の使い方が悪かったんでしょう」と思ってしまいがちですが、いろんな事情が重なっていて、そう単純な話ではないんだと知りました。
夢があったのは湯沢のリゾートマンションです。昔は1億円だった部屋が、今は0円のところもあるとか。東京から通えない距離ではないし、ジムや温泉のついたタワーマンションですよ。維持費はかかるそうですが、それでもすごい話です。
困るのは、見れば見るほど、行きたい場所が増えることです。中でも小笠原は、東京都なのに船で丸一日かかって、飛行機では行けません。クジラが見られて、イルカと泳げて、戦時中の滑走路も残っているそうです。いつか飛行機で2時間、なんて時代が来たらいいなあ。それまでは画面の中で通っておきます。黒部ダムあたりなら、いつか本当に行けるかもしれませんね。
前に、空港のお土産売り場で旅の気分を味わった話を書きましたが、今日はその豪華版でした。国内には、まだ行っていない行きたい場所が多すぎます。少しずつ、本物の旅で回収していきたいです。
今日はお休みの日にも負けないくらい動画を見て、少し寝不足です。今夜は早く寝ます。フリマの出品もどんどん進めていきますから、期待して待っていてくださいね。それでは今日も、ほのぼのと。
チビとら
画面の中の旅の話から、2つだけ選びました。
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ほのぼのしたい ちびとら