エルメスのバッグや財布の内側を覗くと、小さなアルファベットが刻まれていることがあります。これが「ブラインドスタンプ(製造年刻印)」で、そのアイテムがいつ作られたかを示しています。
📚 ブラインドスタンプって何?
クロ
「エルメスの財布の内側に、小さなアルファベットが押してあるのを見つけたの。これって何?」
トラ
「それがブラインドスタンプ(製造年刻印)だよ。エルメスは1945年から、革製品に製造年を表すアルファベット1文字を刻んでいるの。職人さんの工房を表すコードが一緒に刻まれていることもあるよ。つまりその子が「いつ・どこで生まれたか」が分かる、いわばバッグの戸籍みたいなものなんだ。」
クロ
「戸籍!なんだか急に愛着が湧いてきた。」
💡 文字を囲む「形」で時代がわかる
クロ
「アルファベットは26文字しかないのに、何十年も区別できるの?」
トラ
「いい質問!実は文字を囲む形(エンクロージャー)で時代を区別してるの。ざっくり言うと——1945〜1970年頃は囲みなし、1971〜1996年は○(丸)囲み、1997〜2014年は□(四角)囲み、2015年以降は再び囲みなし。だから「□の中にN」なら2010年、みたいに読めるんだよ。」
クロ
「あ、それ聞いたことある!2015年からは偽造防止でアルファベットの順番がランダムになったんだよね。あと「S」は使われないとか。」
トラ
「ク、クロ…なんでそんなに詳しいの!?そのとおり。Sはセール品(ソルド品)を示すスタンプと同じ文字だから、製造年には使われていないの。お見それしました…。」
⚠️ 刻印はどこにある?
クロ
「うちのバッグ、刻印が見つからないんだけど…どこを探せばいいの?」
トラ
「モデルによって場所が違うんだ。バーキンやケリーはベルト(クロア)の裏側や内側の縁、財布のベアンなどは内ポケットの近くに刻まれていることが多いよ。革の色と同じ「空押し」だから、明るい場所で角度を変えながら探すのがコツ。あと、スカーフ(カレ)やシルク製品にはそもそもこの刻印はないからね。」
クロ
「空押しか〜。道理で見つからないわけだ。ライトを当てて探してみる!」
🔍 特殊なスタンプの意味
クロ
「アルファベット以外に、馬のひづめみたいなマークが入ってる写真も見たことあるよ。あれは?」
トラ
「それは馬蹄マーク(SOマーク)!お客様の特別注文=スペシャルオーダー品の証なの。世界に一つの仕様だから希少性が高くて、中古市場でもコレクターに大人気。ほかに職人さんの工房コードなどが刻まれることもあるよ。」
クロ
「刻印ひとつでそんな物語が読めるなんて、エルメスって奥が深いね。」
⭐ よくある質問
クロ
「刻印が見つからなかったり、薄れて読めなかったりしたら…偽物ってこと?」
トラ
「それだけで偽物とは断定できないよ。長年の使用で薄れることもあるし、モデルや年代によって場所が違うこともある。真贋は素材・縫製・金具などを総合的に見て判断するものだから、心配なら買取専門店の無料査定でプロに見てもらうのが確実。売る予定がなくても査定は真贋の参考になるよ。」
クロ
「プロの目を借りるのが一番安心だね。ルイヴィトンの記事も読んでみよう。
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📌 クロとトラのまとめ
- 📌 ブラインドスタンプは1945年から続く「製造年のアルファベット刻印」
- ✅ 囲みなし→○囲み→□囲み→囲みなし(2015年〜)の順で時代が読める
- 💡 2015年以降は順序ランダム化、「S」はソルド品と重なるため不使用
- 🔑 バーキン・ケリーはベルト裏、財布は内ポケット付近。スカーフには無い
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