こんにちは、ちびとらです。わたしは毎晩オンラインで、学長おすすめの本やそのほかの本をみんなで読む“読書+もくもく作業”の会を主催しています。半年間、休まず続けてきました。今日はその中でとくに心に残った一冊、小林せかいさんの『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』を紹介します。読み終えたあと、しばらく胸が熱いままでした。
📖 どんな本なの?
クロ
「『ただめしを食べさせる食堂』って、タイトルからして気になるね。どんな本なの?」
トラ
「東京・神保町にある未来食堂という小さな定食屋さんのお話です。店主の小林せかいさんは、もともと大学で数学を学んで、日本IBMやクックパッドでエンジニアをしていた人。そこから飲食の世界に飛び込んで、この一風変わった食堂を作りました。」
クロ
「エンジニアから定食屋さんって、すごい転身だね。どこが“一風変わってる”の?」
トラ
「2つあります。ひとつはまかない。お店を50分手伝うと、一食タダで食べられる仕組み。そしてもうひとつが、このお店の代名詞のただめし。まかないの“お礼”を現金じゃなく『ただめし券』にして壁に貼っておくと、お金がない人は誰でもその券で一食タダで食べられるんです。」
💡 恩送り=ペイ・フォワードに感動した
クロ
「自分が働いた分を、知らない誰かのごはんにする…なんだか優しい仕組みだね」
トラ
「これがいわゆる恩送り。受けた恩を、くれた人に返すんじゃなくて、次の誰かに送る。わたし、これを読んで昔観た映画『ペイ・フォワード』とまったく同じ感動がこみ上げてきました。誰かの善意が、次の人へ、また次の人へとつながっていく。それが絵空事じゃなく、ちゃんと黒字の商売として成り立っているのが本当にすごい。」
クロ
「でもタダで食べさせて、お店は損しちゃわないの?」
トラ
「そこが天才なんです。手伝ってくれた人には“時給くらいの満足”がある一食が返る——ざっくり言うと900円くらいの値打ち。でもお店からすれば原価は300円ほど。だから手伝う人は『得した』と感じるし、お店もちゃんと黒字。誰も損した気にならない設計なんです。わたし、読んですぐ会う人みんなに『これ天才なんだよ』って話したくなりました。」
クロ
「きれいごとだけじゃ、お店は続かないもんね」
トラ
「まさに。著者さんはお店の仕組みもお金の流れも全部オープンにしていて、“優しさ”と“ちゃんと儲かる”をきちんと両立させている。頭のいい人だからこそ作れた仕組みだなあと、何度もうなりました。」
🔍 「力のある人しか、人を助けられない」
クロ
「トラが一番グッときたのはどこ?」
トラ
「読みながら強く思ったのは、力のある人しか、人を助けられないということ。優しい気持ちだけあっても、自分に余裕や実力がないと、結局だれも助けられないんですよね。せかいさんは、いい意味で常識の枠にとらわれない天才肌で、だからこそあの仕組みを回せている。学長がこの本を勧めていた理由が、読んでやっとわかりました。」
クロ
「だから読むと“頑張ろう”って気持ちになるんだね」
トラ
「うん。わたしも、まずは自分がちゃんと力をつけたいと素直に思えました。読書会の仲間にも勧めたい、そっと背中を押してくれる一冊です。」
📌 クロとトラのまとめ
- 📖 未来食堂=東京・神保町の小さな定食屋。店主は元エンジニアの小林せかいさん
- ✅ 「まかない」50分手伝うと一食無料/「ただめし」券で誰でも一食無料
- 💡 恩送り=ペイ・フォワード。優しさが次の人へ循環する
- 🔑 優しさを“黒字”として成立させる頭の良さに脱帽
- ⭐ 「力のある人しか人を助けられない」。頑張ろうと思える一冊
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